行動療法学セミナーその2

「お勉強したことがすぐにいつもの診療に反映される内容のセミナー」
というのがこのセミナーシリーズのウリです。
1年に1~2回、いろいろな内容のセミナーが開催され、
それは外科であったり内科であったりするのですが
今回のセミナーも期待通りの内容ですから、
聞いてきたその週のうちに、
勉強した病気に該当するワンコちゃんが来院しました。

行動療法で取り上げられる疾患は
ヒトでいうところの「心療内科」に当たる分野で、
早い話が「こころの病気」です。

今週診察を行ったワンコさんは
優位性攻撃行動をとる若いオスの柴犬と
強迫神経障害の行動をとる優しいメスのミックス犬。

病名でいうとなんだか難しいのですが、

ふだんはイイコなのに突然噛み付いてきます。
自分がされたくないことは体全体で反抗してきます。

オーナーさんには噛み付いてくるきっかけがどうもわかりません。
青年期のお兄ちゃんに「髪が乱れてるわ」
と手を出すと、「よせ!」と力強く払いのけられるのに
似ているかもしれません。
彼は自分の周りに近寄って欲しくない、と思っているようです。

坊ちゃんからお兄ちゃんに成長したんですね。

 

またこころ優しいミックス犬は
近頃お外の繋留飼育に変わり、お散歩時間もごくわずかになってしまいました。
なんだか寂しくて心細くて
自分の尻尾を追い回していたり、前足を舐めていると
すこ~し気分が落ち着いて楽になるので
ずっとこの行動を続けているのです。
思春期の女の子が爪を噛んでいる様子と 重なります。
ひどく血が出るまでシッポを追いかけ噛んでいるとしたら
それはリストカットを始めた少女と同じ事です。

だけど、犬の行動にそんな深い意味があるなんて
わかってもらえないことが多いのですよね。



さて今日の勉強は猫の行動療法学でした。

やさしくなでてたのに急にガブリとくる攻撃性の問題は日頃うちの猫もやってくれる行為です。

それからオーナーさんから「なんとかならないものか!」と寄せられる問題行動のうち

一番多い不適切な排泄やマーキングについて。

さらにセーターをちゅぱちゅぱしながらお手手もみもみする行為や

家具の角でせっせこしてしまう爪とぎ行動

猫の行動には意味があるんですねー。

 

そんなこんなのトータル3日の講義は

トレーナーとのコンビで地味ぃ~になりますが

治療に生かしていこうと思います。

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