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動物の中毒防止週間

3月第3週は「National Animal Poison Prevention Week」。これは「動物の中毒を防止する週間」と訳していったらいいでしょうか。とにかく、飼育動物は人との生活と密接に繋がっています。けれど意外なものが「危険」です。そして何にでも好奇心を示す「知りたがりのおさるのじょーじ」みたいな子猫ちゃん、子犬ちゃんは何かに夢中になっているかと思うととんでもないことをしてくれていることがあります。

 

今日のブログでは「そんなものが危険だったなんて!」というものを分かっていただいて、そうした危険物を犬や猫から遠ざけていただけたら目的達成です。そして「まさか、そんなものを口にしちゃうわけ?」の「まさか」が発生するのが犬や猫の怖いところ。ご家族の皆さんへも周知のこと、お願いしたいです。

 

あるアメリカの資料ですが、事故の発生原因のワースト10が載っていました。ご紹介します。

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10位:ガーデニング用の製品

・除草剤

・殺菌剤

*これらは不用意に瓶を倒して皮膚に付着したとか、その付着部を気にして舐めてしまうとかいうことで、経皮吸収や経口摂取してしまう毒物です。車庫で保管してあることが多い商品です。雨風を防げる車庫を犬舎代わりに使われているご家庭もありますが、犬が飛びついて悪さができる範囲内にこれらのものを置いてはいないかどうかご確認ください。



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9位:殺鼠剤

*日本では減っていると思いますが、これらを誤って食べてしまうことがあります。ガーデニング製品と同じように車庫に保管されていることが多い製品です。このほかに不凍液も同じような場所で保管されることがあります。エチレングリコールは甘く、たまたま倒して舐めてしまったというときに、命取りになる薬品です。



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8位:植物

・散歩中にある植物

・屋内の観葉植物

*自由にさせていると勝手にむしゃむしゃしていることがあります。植物の中には危険なものもあります。



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7位:チョコレート

*気がついたら大量に食べられていたという誤摂食が発生しやすい食品例です。そもそも食料品の中で別枠に「チョコレート」とあるのですから、チョコレートの誤飲事例がよく発生しているということかもしれません。大袋で買ってあるチョコレート、たくさん貰って戸棚にしまい切れていないチョコレート、要注意です。



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6位:動物用薬

*チュアブルタイプのフィラリア予防薬はオイシイので処方したその日に「1年分をまとめて食べちゃったんです」という事件も何回かあります。そのほかにも、投薬を容易にするためクッキータイプになっている薬も有り、誤食を起こしやすくなっていると思います。



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5位:家庭内の薬品

・掃除用洗剤

・洗濯用洗剤

・食器洗いの洗剤

・洗濯用柔軟剤など

*どうしてこんなものを?と思う商品群です。不意に暴れていてボトルを倒したら液剤が出てきて被毛を汚し、それを舐めるに至ったのかもしれません。予備の買い置きをしておく機会が多いと思う商品です。また毎日使うものなので手に取りやすい所に保存してあると思うのですが、家人が留守のときにはしっかり閉められる戸の中に入れ込んだ方が安全です。また補充用は簡易包装なので犬が何かと間違って破いてしまうこともありますので、しっかり保管が大原則です。



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4位:家庭用の食品

・タマネギ

・ニンニク

・レーズン

・アルコール

・キシリトールなど

*ネットに入れて保存するのが基本のタマネギやニンニクは犬や猫が転がして遊んでいるうちに誤って食べてしまうことも起こります。調理したものの中にネギの類があるときはハウスメイドの食べ物を与えないのはご存知ですが、生のものも遊びで食べてしまうことがあるのでご注意ください。

*そのほかの食べ物も犬が倒せるところに置いてあると危険です。



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3位:殺虫剤

*殺虫剤のくくりに何が入るのかと思いましたけど、ゴキブリやアリのための薬がこれに相当するのでしょう。たしかに、事故が多いです。ホウ酸団子の少量誤飲は毎年あるくらいです。自家製で作るときには特に注意が必要です。



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2位:人体薬(処方された薬)

*ご家族の方が内服するのを犬は見ているのでしょう。「おいしいんだろう」と思ってみているのかもしれません。その興味が誤食になってしまいます。「小さいお子さんの手が届かないところに」という注意書きはそのまま「愛犬の手が届かないところに」置いていただけますようお願いしたいです。

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1位:人体薬(一般薬、サプリメントを含む)

*栄えあるワーストワンは私たちのお薬。(1位、2位どちらもですが。)これはいかに私たちが自分のお薬を不所作に手近に置くかということをあらわしていると思います。まぁ、朝、昼、夕と1日に3回もご用のある品物はそう多くはありません。ですが、大事そうに13度も扱う所作を、しっかり見られているのだろうと思います。簡単には開けられない蓋付きの缶に保存するか、冷蔵庫などにしっかりしまい込むのが良いかもしれません。

 

 

以上、「あれを食べると危険!」はあちこちで紹介されているので「まさかのあれが危険」を紹介しました。食べないことが一番ですが、万が一食べてしまったときには気づいたときにすぐ処置をするのが大切です。毒物は吸収されてからではそれを取り除くのにはしかるべき施設があるところでしかできないのです。「このくらいは大丈夫なんじゃないの」の油断はいけません。ちなみに、食べてから吸収されるまでの時間ですが、分の単位を考えていてください。

 
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