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お出かけのときの熱中症予防

 お出かけの時の熱中症対策についてお話しします。

 

<必ずしも一緒に遊びに行かなくてもいい>

最初に言っておきます。犬と一緒にバカンスを楽しまなくても、里帰りしなくても、こんな厳しい季節ですので、来月のお彼岸の時のお休みまで延長してもバチは当たりません。ペットホテルやペットシッターさんにお願いするという選択肢もあります。

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<行く場所を選ぼう>

もし遊びに行くのだったら涼しいところを候補地に選んでください。天気予報も調べましょう。今なら何度くらい?近づいて来たら週間予報をチェックです。雨がちで涼しくなるでしょうか。酷暑続きでしょうか。作戦変更もありです。まだ、間に合います。

 

<アウトドアライフに不向き?>

熱中症とは直接関係がないかもしれませんが、いわゆるキャンプとか犬も泊まれるコテージとか、いつもの状況と違うところになじめない犬がいます。車酔いの犬をドライブに誘うのもいけませんが、たいていのおうち大好きわんこは旅行が苦手です。

アウトドアライフには大きな音や人混みは付きものなので、音恐怖症があったり、人なれしていないと苦痛になると思います。怖がりさんは初めてのもの、初めてのことが苦手です。テントなども、家の庭で一度広げて、家族が入って見せるなどの予行演習が必要です。

「来い」のコマンドで帰ってくるようにしつけがされていないと、万が一リードが離れたときに苦労します。あらかじめの服従訓練を見直しておきましょう。

「慌てる」、「ストレスが重なる」、「体調不良になる」は、熱中症を引き起こしやすい誘因です。

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<健康状態の把握>

春の健康診断で気になっていたところは解決しているでしょうか。まさか1年以上チェックをしていないまま、ということはないでしょうか。いつも以上に細やかな観察をしておきましょう。

いつも服用しているお薬やサプリメントの残り分を数えて、不足分は早めに用意するようにします。アウトドアライフを楽しもうと思っている場合、ノミ・マダニ駆除薬も必要です。

行くまでに2週間以上あって、忘れてた!というようであれば、ワクチン接種を済ませてください。

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<事前準備>

準備は大切です。車中で必要なもの、行ってから必要なものをリストアップしてそろえてください。

愛犬の健康手帳的なもの(これまでの診察記録をつけてあれば、もしなくても検査結果表など)や保険証もその一つです。

保冷剤水を入れたペットボトルは今のうちに冷凍庫で場所を確保、凍らせておきましょう。

クレートのチェックとお掃除、クレート内から水分補給できる給水器のチェックもしておいてください。壊れてはいませんか。

ペットシーツマナーウェアは多めに支度します。汚れものを入れるゴミ袋も必要です。

・いざというときに愛犬をくるむバスタオルなども余分に支度しておきます。応急処置では、タオルを水に濡らすことがあります。濡れたものを入れる袋も必要になります。

・(熱中症予防に関係ないですし、忘れるはずはないと思いますが、食餌と食器首輪とリード、呼び戻しに使うおやつや時間つぶしに必要なお気に入りのおもちゃも選んでおいてください。)

・車で出かけるとき、愛犬は後部座席にシートまたはクレートで陣取ることになると思います。内エアコンの冷気はクレート内部まで届くかどうかを事前に調べておいてください。微妙な風向きを変更する必要があるかもしれません。

・意外なところですが、うちわも準備品に入れておいてください。たぶん、重宝すると思います。

・夜間ライトアップするのに都合の良いライトを支度しておいてください。暗闇で犬のことがわからなかった、ということがないようにするためです。

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<いざ出発です>

クーラーボックスは積み込んでくれたでしょうか。犬のクレート内にはタオルで巻いた保冷剤凍らせたペットボトルを入れてください。給水器にもを満たしてください。コンビニが近くにないというところでは、途中補充できそうなところで支度しておきます。冷やしタオルを入れておくのもいいです。

・犬のために支度しておいたもの(食器やリード、ペットシーツの類です)を忘れずに乗せてください。

・出発後は安全運転をお願いします。急ブレーキ、急ハンドルは犬にもストレスです。時々、クレート内の温度を確認し、意外と暑そうならうちわであおぎましょう。

こまめに休憩をとってください。犬も出して排泄などさせましょう。こうすると異変に気付きやすいです。

・日中は地面が熱いです。これはどこに行っても同じです。パットをやけどします。日が差すピークの時間帯は特に、日陰を選んで、日照りのところを歩かせないようにおねがいします。

・サービスエリア、パーキングエリアでも日陰があるところを選んでください。たいていのドッグランは日当たりが良好です。いつもそこで遊んでいると犬が習慣になっていて入りたがるかもしれませんが、パスした方がいいと思います。

・クレート内の給水器からは水を飲まなくても、屋外で水食器からならば水を飲めるかもしれません。トライしてください。

・くれぐれも、ここで、犬を、車内に、置き去りにして、家族だけで、出かけないように!「だって、ソフトクリームを買ってくるだけだよ?」それでも、だめです。誰かが車内に残っていて、エンジンはつけたままでお願いします。日当たりの良い場所に駐車していると、エアコンがついたままになっていても効きが悪いです。走行中とは条件が変わるようです。ご注意ください。

・とにかく、安全第一、犬を中心に考えて行動していただくと、家人には無理のないスケジュールになると思います。

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<ホテルまたは施設で>

翌日のため、保冷剤や水入りのペットボトルの再冷凍をお願いしてください。

遊ばせすぎない、はしゃがせすぎない、静かに休ませてください。ぐっすり眠ることは体調管理でとても大切です。

 
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<熱中症対策とはちがうこと、いくつか>

次のことは熱中症予防とは違いますが、総合的に犬の安全について思いつくことを書いておきます。

 

<川に行く?湖?>

犬は思わぬことをしてくれます。リードが長くなっていたり、知らないうちにほどけていたりすると川に飛び込んでいることがあります。慣れている犬はきっと泳ぐのが好きなのだろうと思います。もし水流が思った以上に速いとか、いつも行くところより水量があるという時、犬は溺れることがあります。泳ぐのが好きな犬なら余計に、犬用のライフジャケットを着せておいてください。まさか、ということも起こります。

 

<細菌感染の予防>

川や湖、雨水、石清水も含めて、大腸菌やサルモネラ、レプトスピラのことを考えると、犬が飲みそうだったら止めてください。家から用意してきた安全な水を飲ませてください。

 

<BBQする?>

やけどに注意です。近づけすぎないようにしてください。夢中になってしまうと犬のことを忘れがちですが、その間はひとりで遊べるものをうまく利用します。また食べてはいけない食べ物にも注意です。食べ残しにも注意です。食べられないもの、たとえば串やアルミホイルなどにも注意です。そして食べ残しをあさられないように、ごみはしっかり処分してください。

 

<サンプロテクション>

日当たりに出ている時間にもよりますが、皮膚が薄い犬、短毛の犬ではUVケアのため、ペット用サンスクリーン(日焼け止めクリーム)を塗ってもらうといいと思います。無香料タイプを選んでください。のちに発生する可能性のある皮膚がんのリスク軽減のためです。


それにしても、暑い日のことですから、犬の健康にも、ご家族みなさんの健康にも気を配り、無理のないように、お過ごしください。

 

 

 

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ジャンル : ペット

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