FC2ブログ

ライフステージ別、犬の健康注意点

 春の予防シーズンでは久しぶりの再会になる犬たちも大勢います。パピーのころは予防注射や、不妊手術で通院して貰う機会が多くありましたが、この時期を過ぎると、特別な疾患を持つことがわかっている犬や、皮膚や耳などのウィークポイントが見えてきた犬以外は、あまり病気になることもなく、過ごしていきます。

子犬のときにお話ししてきた「ライフステージごとの健康留意点」について、案外忘れているのではないかと思います。改めてご紹介しておきます。成犬時体重9kg以下の犬を例にしてありますので、大型犬では成長するまでの月齢がこれより長く、また寿命はこれより短めなので、ぴったりこの数字とは違ってくることをご承知置きください。

 IMGP1326.jpg
春の狂犬病予防注射シーズンで、ご来院されたときは
ぜひ、うちのわんこの今の注意点にご注目ください。




<パピー期の注意>

0か月から8か月頃)

・正しいワクチンプログラムで感染症を予防しましょう。

・保険への加入を検討してください。

・犬の行動を理解し、上手にしつけをしてください。決して叱らないでください。褒めて伸ばしましょう。

・歯みがき習慣を確立させましょう。焦らず、長い目で。成果がはっきりわかるのは10年後かもしれませんが。

・留守中のトラブルを避けるためのクレートトレーニングを完成させましょう。

・犬が主体の散歩にならないようハンドリングの基礎について知り、散歩嫌いも克服しましょう。

・不妊手術について家族で相談し、最適な時期を逃さないようにしてください。

・グルーミングの習慣をつけましょう。我慢させる訓練でもあります。

・成長が止まる頃の食事の特性について知り、賢く対処してください。この頃におやつ路線まっしぐらになる危険性が潜んでいます。

・初めて迎える寒冷期、または真夏の過ごし方について知り、必要な物は用意してください。

・わからないことが出てきたら必ず動物病院で相談してください。お隣さんに相談しがちですが、まれに誤った情報をつかんでしまう可能性もあります。



 IMGP1327.jpg
まだ若さはつらつの青年期はいたずらし放題です。
どろんこ遊びも大好き、なんでもカミカミ、お口で確認したいときです。
異物の誤飲などにご注意ください。

<青年期の注意>

9か月から2歳)

・不妊手術について検討し、実施する場合はこの時期までに済ませましょう。

・正しい食事方法で肥満を防止しましょう。メタボはこの頃に始まっています。

・歯みがきとグルーミングの習慣を面倒がらずに継続させましょう。

・留守中に犬が寂しくならないような工夫をし、知育玩具を用意しましょう。

・困ったクセがつかないうちに、行動上の問題が発生した場合は早めに対処しましょう。

・年に一度の健康診断を受けましょう。

・フィラリア予防やワクチン接種、ノミマダニ予防を忘れずに行ないましょう。

・夏の暑さ、冬の寒さを犬任せ「我慢してね」にせず、気持ちよく乗り切る具体的な方法についてご相談ください。

・たくさん話しかけてください。言葉を覚え、理解が進みます。犬は思っている以上に賢い動物です。



 IMGP1328.jpg
ちょっと落ち着いてくるときですが、体力は有り余っています。
遊びが不足していると手足を舐め舐めするわんこもいます。
アトピー性皮膚炎を発症するわんこも出てきます。
個別の遺伝的な問題が現れ始めるころです。

<成犬期の注意>

3歳から6歳)

・比較的病気もなく、うまく過ごせてしまう年齢です。飼育が恒常的になっていて犬と遊ぶ時間が減少してくるときでもあります。言葉を理解し、こちらの言うことがよくわかっているだけに、我慢していることもあるかもしれません。さらに十分な愛情を注いでください。

・おやつと食事、運動など生活習慣による犬のメタボリクス症候群について知ってください。好ましくない習慣がついてしまった場合でも、まだまだ修正の効く年齢です。個人的に頑張るのは限界がありますので、ぜひご相談ください。

・アトピー性皮膚炎はこの頃までに発症していることが多いです。痒みについては総合的な対処が必要です。皮膚ケアや食事、環境改善について知ってください。

・歯科ケアの継続は大切です。歯みがき習慣がおざなりになっていないか反省してみましょう。

・年に一度の健康診断を受けてください。ワクチン接種やフィラリア予防、ノミマダニ予防などの一次予防について忘れずに行ないましょう。

・妊娠を希望しない場合、妊娠をあきらめた場合、麻酔リスクを考えるとリスクの少ない不妊手術の最終年齢になっています。もういちど検討してみてください。オスも同様です。


7歳以降については次回に回すことにします。

 

スポンサーサイト

テーマ : 動物病院
ジャンル : ペット

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ハート動物病院

Author:ハート動物病院
ハート動物病院です。
〒445-0062
愛知県西尾市丁田町杢左51-3
TEL/0563-57-4111
オフィシャルサイト:http://www.heart-ah.com/

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
ブログランキング
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード