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病院からのフードサービス

 健康維持に関するお話、前回は予防のこと(1次予防から3次予防のことなど)についてお話ししました。今日は病院から購入していただく食事のお話しをいたします。

昔から医食同源といって、食事は薬と同じくらい身体にとって重要です。なにせ、摂取したものをもとに体内で作り替え、自分の身体にしていきますから、身体によくないものや過剰なものを取り込めば、身体はそのように不都合が生じてきます。

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<真剣に食事のことを考えていますか?>

これまで診察で「何を食べていますか」「どのように食べていますか」「どのくらい食べていますか」などのご質問を何度もしてきましたが、高率で「わからない」という答えが返されてきます。ワクチン接種前も食事アンケート用紙のご記入をお願いしていますが、きっちり回答してくださる方と無回答の方といらっしゃいます。(めんどくさいのかな?)大切なのに、ペットフードについてはあんまり関心がないのでしょうか。残念です。

一方で、「先生に勧められたフードです」という答えをいただくことがありますが、カルテをすごーくさかのぼること数年前、一度処方してあって購買歴も小さなサイズの袋をひとつだけという例もあります。その後継続してネットで購入していたとのこと。しかし残念なことに数年前と現在との病態がかみ合っていなくて、せっかくの処方食なのに愛犬の健康に貢献していませんでした。このようなケースは多く見られます。中にはかえって害になっていたことすらあります。

 petfood can

<フードご紹介の歴史>

残飯や猫まんまが主流だったころ、まだペットフードに慣れていない犬や猫が多かったし、また市場に流通しているフードの中には安心して与えてもらえないようなものも見受けられました。それで以前は病気になる前段階の健康維持食についてもお世話させていただくことが多かったのです。けれどペットフード業界も大変進化して、特定の製品を紹介する必要がなくなってきました。また患者さんのペットショップでの「選ぶ楽しみ」を奪ってしまうのも要らぬお節介になるかと、特定疾患でどうしても必要な場合に限り特別療法食をご利用いただくようにすることにしていました。

こんな細かいところまで介入するのは嫌われちゃうかなぁ、フードで儲けようって思われちゃうのかなぁなどマイナス思考がはたらき、病院での栄養管理食の販売には消極的になりました。(もちろん一部の疾患では「これしかありません!」というものもあり、療法食で頑張っていただきました。)

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<気が変わりました!>

ただ、やっぱり自由に選んでいただくと、「その路線に行ってしまったか!」というような事例もあります。基本はライフステージに合わせてドライフードなのですが、ドライが得意じゃないと判断されてモイストタイプを、総合栄養食ではなく一般食を選択されていらっしゃる。「だからぁ、似てはいるけれどそれじゃないんだって!」ということもありました。病院でウェットタイプのフードを一時的に処方することがありますが、粉薬など投薬しにくいお薬を苦痛なく飲んでいただけるための策です。フードメーカーが同じでも機能食品として用をなさない一般食だったりします。

それから、「なんでそんなにでっかいのを買っちゃったんだい!」という事例です。「おいしく食べられる期間も考えて」小袋をちょこちょこ買いして欲しいのですが、「送料無料になるし、まとめ買いがお得だったから!」と真夏に大袋をいくつも買い込んでしまっている例、「大袋入りの方がお安いよね」と小型犬1頭飼育なのに大きいサイズを選ばれていることもありました。袋のサイズは1か月で食べきるサイズが限界です。中には「ドライフードは与えているけれど出しっ放しで、いつ食べているのかわからない」という例がありました。それで一袋を食べきるのに半年くらいかかっているそうです。風味が落ちたら興味もなくなります。フードに見向きもしなくなるでしょう。

しかし、今あるフードを大幅に否定するのも忍びなく、今すぐ変更していただきたいけれど、「もったいない」と病状に合わない食事からおすすめフードに変更するまで時間がかかったりします。それはお財布を気にするあまり、犬や猫には好ましくない結果になってしまったのです。

このような失敗例を個別にお伝えしたり、掲示板にフードの選び方の手作りポスターを貼っても限界があります。このようなこと防止するのにはどうするのが良いのかを考えた結果、やはり積極的にフード選びに介入させていただくしかないのではないかという結論にたどり着きました。

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<病院食購入で何か良いことがある?>

病院でおすすめするフードを選んでいただくときに、患者さんが得をするサービスに何があるのかを考えてみました。

現在は診察券にフード購入ポイントを付けています。これはご利用していただいた患者さんしか知られていなかったかもしれません。多くの方にお伝えする機会もなく来てしまいました。
たまに「ちょっと期限の近い商品」「袋に傷がついてしまった商品」をリーズナブルな価格にして待合室でお知らせすることがあります。この時に出会うとラッキーです。
それから、もし食べなかった場合の返金処理(「
100%満足保証」)というサービスがあります。商品に限定があります。
期間限定、商品限定で「3つ購入でお一つサービス」というのもあります。メーカー主導型キャンペーンなので、対象になる時期、ピンポイントでその商品に遭遇した方はラッキーです。近似商品で、キャンペーン時に変更が可能な場合はご案内させていただいています。


これらのほか、「たまたま」「偶然」「遭遇した」「期間限定」「商品限定」のサービス以外にも何か病院から貢献できることはないでしょうか。ただいま企画中です。ご意見ちょうだいできると有り難いです。

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<総合的な利点は沢山あります!>

病院で紹介した食事を継続して購入していただくことの利点は、たくさん有ります。まずは大体月に1回くらいのペースで病院に顔を出していただけることです。もし「車酔い」することがない犬や猫だったらとりあえず乗せてきていただくとなお良いです。これは犬や猫にとって車慣れする良い機会です。そしてもし外来が空いていたら体重測定を口実に診察台に乗ってもらえます。「あれ?病院って痛い注射されるところじゃないんだね」と思ってもらえることが大切です。病院嫌いにしないテクニックです。もちろん軽いチェックを受けていただくことも可能です。

もちろん本来の目的はフードです。次のような利点があります。

①フードの組成がくわしくわかる。

②フード中のカロリーが明確なので、1日の給餌量を具体的に決めることができる。

③もし食物有害反応が出た場合、早く別のフードに切り替えることができる。

そのほかに、付随する利点があります。

④通っていただくうちに何かキャンペーンに遭遇するかもしれない。

⑤飽きてきた場合でも、路線から外れない第2、第3選択のフードのサンプルを試せる。

⑥スタッフと仲良しになれる。

⑦いろいろな質問がしやすくなる。(栄養学に詳しい管理栄養士がお答えいたします。)

⑧食事に限らないさまざまな情報を得ることができる。

などです。

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<お食事アンケート>

フードの質問票をご用意しました。3月下旬のワクチン予定の方からお願いしています。診察時に記入して持ってきていただけると、何か困ったことがある場合フードのご紹介ができます。なお質問用紙は受付にもご用意がありますので、フードに関するサービスにご関心があるようでしたら、ぜひぜひお願いします。


病院からの食事をご利用いただいている皆さまへ。現在溜まったポイントはフードへの還元が可能です。端数を現金利用される方が一番多いようですが、さらに貯まっている場合、おやつやデンタルグッズ、お薬専用タブレットなどとの交換も可能です。

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テーマ : 動物病院
ジャンル : ペット

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