ペットキャリー・その1

動物病院に連れて行くときにペットを入れて運ぶケージのことをペットキャリーといいます。キャリーバッグとか、単にキャリーと呼ぶこともあります。これが実にいろいろあるんですよ。

でんでんむしの形をしたキャリーで、「これ、どうやって開けるのかしら?」なんて開閉複雑なシロモノもありましたが、これなんかはじきに市場から消えてなくなりました。

新しく購入される方には、デザイン、材質、価格くらいしか評価するものがありませんよね。使ってみて初めて欠点はわかるものです。そして、使っていても、良かった点は≪良くて当たり前≫なのでスルーされてしまうわけで、誰からも「おすすめ商品」は教えてもらえません。

そこで、気になったキャリーを数回にわたって紹介してみようかと思います。

 

さて、初回に紹介するのは売れ筋と思われるキャリー。小型犬(とくに子犬かな)と猫に圧倒的支持を受けているみたいな商品です。

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とにかく昔は地味な色合いしかなかったのに、最近はとてもカラフルになってきています。そういう色彩面に関してはバリエーションは豊富。461

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キャリー本体の重みはさほどではありません。けれど、この中に動物を入れて歩いて通院するのはどうかな。ほかに自分のハンドバッグとかも持つわけだし、帰りに特別療法食か液体の薬が処方されたらアウトです。やはり車で通院される方用、ということになりそうです。320

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形ですが、ドーム型の蓋とバスケット型の体部の二つから形成されています。「上の蓋が開く」というのは、中に入っている動物を取り出すのにとてもよいデザインです。319トンネル型だと、奥に入り込んでしまった臆病な動物を取り出すのに苦労します。無理に手を入れて出そうものなら、「ガブリ」という結果になります。

 

かなり前から普及している商品で、途中で蓋部分に診察券や薬、リードなどを入れることのできるポケットが付きました。メーカーさんに対しては厳しい物言いになりますが、これ以外は、デザインに変化が全く見られません。こちらが「不具合だよね」と感じる部分にも改善点は見られません。320

改善の余地がある、と言えるのはこんなところです。391

蓋を開け、キャリーから犬(または猫)を出すと、蓋のほうに傾き、バランスを失って倒れてしまいます。

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この操作、慣れない新人VTさんが行うと、キャリーの倒れる音で、動物をびっくりさせてしまいます。猫はご存知の通り、大きな音は大嫌い。半分野良猫さんだったりすると、これをきっかけにパニックに陥り、診察室中を駆け回る447(駆け上る、オシッコも肛門腺もまき散らす、というのもオプションで入ってきます)という結果につながりかねません。

こうしたバランスの悪さは何度も使っている間に扱う方は慣れてきますから、なんてことはなくなってきます。「これはこういうもの」として扱えるようになるからです。けれどバランスの悪さが、バスケット部と蓋をつなげるジョイントに無理を強いるので、ここのちょうつがいが不具合を起こして、使えなくなります。蓋がバリーンと割れてしまってるものも、よく見られます。こうして壊れちゃう、ってことです。451

こうなってからは、たいていの方が「ガムテープ」で補強して使っておられます。そう、≪見栄えは悪くなるけど、使えないわけじゃない≫というわけです。それはこの製品の強みかもしれません。すでに弱点を克服しちゃっている、のかも?454

まとめです。

欠点を分かっていて、ここに注意しながら使うのであれば問題は起こらないでしょう。あとは値段でしょうか。価格に関しては個人個人で折り合いのつく地点が違うので、ノーコメントとします。そこそこ流通しているので、探し出して通販で買う、とか限定取扱店まで足を運ばなくてはならない、という煩わしさもないわけで。総合してみると、十分合格点は差し上げられる商品です。はい。

このタイプの商品です。ホームセンター等で探してみて下さいね。

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テーマ : 動物病院
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