アトピー性皮膚炎・その8

アトピー性皮膚炎についての8回目。

今回は、アトピー性皮膚炎と食物アレルギーについておはなしします。

 

強い痒みを伴う皮膚病として、アトピー性皮膚炎は有名ですが、きちんとした定義から言うと、「空気中のアレルゲンを吸入して起こる、皮膚の痒みを主体とする病気」ということになります。なぜアレルギーを起こすのかははっきりとは分かっていませんが、アレルギーの原因となる免疫抗体のうちのIgEをたくさん作りやすい素因があるようです。多くの子たちは3歳未満の若齢で発症します。見た目なんともないのにこすったりかいたりする、として初来院される方が多いです。もちろん、この時期を見逃してしまい、皮膚が赤くなったり、掻き壊しの傷を作ってからという方もおられます。

 

 一方、食物アレルギーは「食事中に含まれる様々な物質に対するアレルギー反応により発症する皮膚のかゆみや下痢」です。牛肉・鶏肉・豚肉・魚・卵・大豆や米・麦・トウモロコシなどの食材の他、一般のドッグフードに含まれる着色料や防腐剤、味付け剤などの添加物もアレルゲンとなります。アトピー性皮膚炎と同じように若齢で発症します。

 

皮膚の赤みやかゆみが出る部位は耳の内側、目や口の周り、脇の下、内股、肛門周囲、足裏のことが多く、はじめは季節性で春~夏だけ痒がっているようですが、次第に年間を通して痒くなるようです。アトピー性皮膚炎も、食物アレルギーも症状は非常によく似ています。臨床症状からどちらであるのかを判断することはできません。また、両方を発症している場合もあります。

 

 これまで、「食物アレルギー」のことは抜きにしておはなしを進めてきましたが、アトピーと食物アレルギーは重なる部分の多い皮膚病だというふうにご理解してください。

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