プラスティネーション

獣医学部棟のエレベーターホールには展示スペースがあります。
こんな感じで、WEBでも見られるようになっています。

http://www.azabu-u.ac.jp/webmuseum/ でも、しばらくこのページは更新されてないみたい。

今は血管内に合成樹脂を流して各臓器の血管分布を立体的に分かるようにしてある標本、プラスティネーションが展示されています。

学生時代、解剖学実習は骨の標本のスケッチから始まりました。スケッチブックと鉛筆と消しゴム。骨だけ描く美大生だ、なんてひそかに思いながら描いたものです。そしてラテン語が解剖の基本用語。日本語と英語、ラテン語の3つを同時に覚えました。骨の名前だけでなく、くぼみ、張り、穴、ざらざらの面などもすべて名前がつけられていて、絵に名称を記入していきました。

そんな思い出の骨学。その時の先生が二宮先生でした。先生はもう退官されてしまわれましたが、立派なお仕事の功績はこうして形に残りました。

血管内に樹脂を注入するという技術は大雑把なものならばさほど技巧的ではないのかもしれません。娘がアメリカで受けた生物学の授業では、「動脈は赤く、静脈は青く」された子豚の標本で解剖を実施したそうです。(逆に彼女はそれを見て実際の血管が赤、青に見えるのだと勘違いしていましたが。)

しかし、この標本を見ると、プラスティネーションがいかに芸術的であるか、誰でもが感嘆するに違いありません。

キリン腎臓タイトル 
キリンの腎臓です。標本にフォーカスを合わせますね。↓これです。

キリンの腎臓 

黄色いのは腎盂。ピンクの部分は血管です。
糸球体で濾し取られた原尿が尿細管を通過する間に、余分な水分は再び身体に戻ります。そして濃い尿になって集合管を通過し、この黄色の腎盂に集まってきます。 腎臓から尿管を通って尿は膀胱へ集められます。

トドの腎臓 
↑こちらはトドの腎臓です。構造が違いますね。

今週はこんな思い出のお話で終わります。

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