猫ちゃんのすりすり行動

きょうは猫さんのすりすり行動について、ちょこっとおはなししてみましょう。

 

猫さん、ほっぺのところを中心にして、部屋の出入り口の柱のところや椅子の足、ソファのしたの角などにすり寄りますね。尻尾をぴーんとたてて、上体をかるく持ち上げるようにしてすりっと。くるっと回転して別の頬から肩をすりっと。時には私たちの足元にもすりすり寄ってきます。抱っこしていると手や顔にもすりすりしてくることがあります。尻尾の付け根のところから尻尾をきゅぅ~んともみもみしてあげたくなってしまう、愛猫家にとってはたまらない至福のときだったりします。もちろん、このすりすり行為が得意な猫ちゃんと、あまりやってくれない猫ちゃんもいます。やっているのだけれど妙にへんちくりんでへたっぴさんもいます。どの子もかわいいです。

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さて、このすりすり行為ですが、実は頬のおひげのところ辺りにある皮脂腺から猫ちゃん独自のフェロモンが出ていて、それを擦り付ける行為なのです。この猫フェロモンは私たちには感知できない特殊なものですが、猫ちゃん自体は、鼻の奥の方に有る鋤鼻器(じょびき)というところで感知しています。猫ちゃんが口を半開きにしてなにか一生懸命ニオイをかぎかぎしているような動作をしているのをみたことはありませんか。フレーメンといっています。この行為でフェロモンを感じているようです。このフェロモンですが、頬の腺のほかにも尿や肛門腺、肉球からの分泌物中にも含まれるようです。それで、他所の猫ちゃんのオシッコ跡には異常にくんかくんかしていますよね。どんな相手なのかこれを頼りに探ろうとしているのかもしれません。

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話をもとに戻します。すりすりの行為にはどんな意味があるのかしら、ということです。まずは「ここはあたしのテリトリー」「ここはあたしのところ」という縄張り性の行為です。それはさらに「だからここには来ないでね」という自己顕示、誇張へと発展するかもしれません。(強い主張は頬の腺よりもむしろオシッコで行います。ですから同居猫が複数居て、大好きな家族の誰かを奪い合っている関係にあるときにはスプレーが強くなります。フェロモンがオシッコに混じっていることと、縄張り主張にスプレーをするのがこうしたことで理解しやすいのではないかと思います。爪とぎもテリトリー性の行為です。)さらにもうひとつは「この人はわたしのもの」「だーいすき」という意味を込めての愛情表現です。このあたりに使うのは頬のフェロモンだけです。すりすり行為があったら、「わたしをみて」と言っていると思ってください。おなかがすいたときの「ごはんちょーだい」かもしれないし、不安があるときに「みてみて」というのかもしれないし、新聞を読んでいるときの「こっちを向いてよ」に相当するのでしょう。

 

いずれにしても、猫ちゃんが深い愛を感じていることは確かです。お母さんに甘える子供のような行動です。しかったり、投薬や給餌などを無理強いするとこの関係が壊れてしまいます。猫ちゃんもやさしいお母さんが大好きなのです。


こちらもどうぞ。

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