特発性てんかん

どうしたものか、雨の日に多いな、と感じる病気に「てんかん発作」があります。

「てんかん」というのは、獣医さん的に分類すると「特発性てんかん」「症候性てんかん」とがあるのですけれど、後者は明らかな原因があっててんかん発作が起こるものです。脳炎や頭部の外傷、脳の奇形などです。そして、高齢の犬に突然発症したのならば、それは意外と脳腫瘍が元になっている場合が多いです。

今回は、いわゆる「てんかん」。私たちが「特発性てんかん」といっている方の病気について、お話します。

 

今も雨が降っています。お薬でコントロールしているわんこたちは元気でしょうか。
青山マリモ・てんかん

 在りし日のマリモちゃん。お母さまがお亡くなりになると後を追うように天国へ行ってしまいました。私たちの思い出の中で生き続けている可愛いわんちゃんです。

特発性てんかんは、てんかん発作意外には症状がありません。レントゲン検査で頭部や頚部の骨に異常が見られることはありません。血液検査で代謝性の異常が見つかることもありません。CTやMRIの検査で脳内に器質的変化がみられることもなく、脳脊髄液の検査でも全くの正常です。もちろん、そのほかの様々な検査を実施してもどこにも異常が認められません。脳波の検査も実施されますね。こうして、てんかん発作を起こすいろいろな病気をすべて除外していくと「特発性てんかん」の確定診断がやっと下ります。こうした検査は大学病院等の専門機関で実施される検査です。

 

そうです。確定診断を受けるには、相当な時間とお金がかかります。

 

けれど、町の獣医さんである私たちは「おそらく『てんかん』ですね」、と軽く診断をつけます。それはこの病気には、ある特徴があるからです。疫学的診断、というところでしょうか。お話を伺い、おそらくそうだろう、と当たりをつけている、といっていいです。ですから、飼い主さんから聞かせていただく動物の情報はとても大切なものです。もちろん、問診のほかに、身体検査も行いますし、神経学的検査ももちろん、代謝性疾患と区別するための血液検査等も最低限行われます。

 

特発性てんかんは、多くの場合、1歳から5歳くらいまでのうちに最初の発作が起こります。遺伝性、家族性のこともあり、ビーグル、ダックスフンド、ゴールデンレトリバー、ラブラドールレトリバー、シェトランドシープドッグなどがその代表です。(猫では少ないですね。)

 

っと書いたところまでで、長くなりました。次回に続けましょう。

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