- 2012-02-26 :
- 犬と猫の肥満
成功させるぞ!減量大作戦・その2
減量大作戦の失敗。その2つ目の逸話です。
さて、犬はとにかく腹へりです。いつも考えることは食べ物のことばかりです。
それで、いいにおいのするものを見つけると、
「あったー!」「くいものー」
といわんばかりに、喰らいついてしまいます。残飯。生ゴミの入ったゴミ箱。ひっくり返してぐちゃぐちゃにします。なべのふたをこじ開けておかずを平らげてしまった子もいました。
「えっ?大なべの中身、全部ですか?」聞いていたこちらが耳を疑うくらいの量でした。実話です。
そうです。我慢できなくなって食べてしまう。これではお腹を壊すことはあっても、意を決して臨んだダイエットにも肩透かしをくらったような結末です。下痢になったり嘔吐をしたり。たしかに、体調が戻るまでは、食事制限もあるのでそこそこ体重減少がくるかもしれません。けれど体調が戻れば、振り出しに戻ることになります。
「しまった!食べられてしまった!」
と飼い主さんを唖然とさせるのは、こうした食べ物だけではありません。おいしいにおいの付いたビニール袋、紙袋。食べられないものまで口にしてしまうのです。これで、異物を飲み込んだ犬たちに嘔吐させる処置をかけたり、麻酔をかけて内視鏡で異物を取り出したり、胃切開や腸切開の手術になったり。ほんとに踏んだり蹴ったりの大事件。脅かしているのではありません。本当にあったお話なのです。
というわけで、今回の教訓。腹が減りすぎるのはだめね。
次回に続きます。