身近な毒物・あじさいと青梅

初夏です。アジサイの花も盛り。きれいですね。

 

さて、実は、こんなきれいなアジサイには毒があります。

 

アジサイの葉は夏の水菓子、くず粉であんこを固めた水饅頭の下に敷くのに使われますね。いやはや、ほんとにこれはおいしいですね。吉野に旅行に行ったときの味、忘れられません。吉野葛はちょっと違いますね。

 

話が脱線しすぎました。アジサイです。

このようにおいしいお菓子を敷いたアジサイ。甘い味が残っていると、愛犬はぺろぺろしながらしまいに噛み噛みします。これが危険なのです。

 

きれいに咲いた鉢物、また切花にして花瓶に生けたアジサイ。どちらもやんちゃで興味津々、遊びたがりの犬や猫にとってはおもちゃのかわりになります。これも危険であることに間違いありません。 

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アジサイの毒は青酸配糖体です。これは分解されるとシアン化水素(青酸)が発生します。普段は酸素と結合するヘモグロビンですが、シアンが来るとこちらと優先的に結びついてしまうため、身体に酸素が届かなくなってしまいます。

 

もうひとつ、青酸毒のある身近な植物があります。青梅です。熟す前の青梅。風の強い日に梅の木からぱらぱら落ちて地面を転がります。ころころしてるので、屋外飼育の犬にとっては特別に面白いおもちゃ、ということになります。アジサイと同じようにシアン化合物による毒性があります。

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青酸、と聞くとすぐに猛毒な「青酸カリ」を想像するだろうと思います。テレビで見るしか知りませんが、微量で即死、という怖いイメ-ジがあります。

 

ここで、紹介したアジサイや青梅。もしかしたら「えっ!うちの子、この間遊んでたけど、大丈夫かしら!?」と心配されるかもしれませんね。どちらに含まれるものの、そんなに大量ではありません。だから1回くらいかじったところで摂取量は知れています。 

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とにかく、毎日習慣になって遊び、いくつも食べたり、飲み込んだりするといけないのです。遊んでいる徴候が見られたら、屋内のものはどかす、屋外で梅の木の下に犬舎がある場合は場所をずらすなど、配慮が必要です。

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