ヒナを拾わないで!その1

ヒナを拾わないで

 

今日はブログ更新の日ではないのですが、気になっていた話題について、書き上げることができましたので、3日連続でお届けします。

「がんばったねこさん・タマちゃん」の続きは次の日曜日の朝、掲載する予定です。

 

雨が降ったり、風が吹いたり。天候の悪い日の後など、地面に落ちている鳥のヒナはなんとも哀れで仕方がありません。

でもヒナを拾わないで欲しいのです。

それはこんな理由があるからです。

野生動物救護獣医師会(WRV)から出ているポスター、病院にも貼ってありますが、こちらでも紹介することにします。

img065.jpg

 

Q1:どうしてヒナが地面にいることがあるのですか?

 A:野鳥のヒナの多くは、卵からかえって羽がはえそろうとすぐに巣立つので、すから飛び出す段階ではうまく飛べずに落ちるものもいます。でも、けがをしていなければ、親鳥が給餌や誘導をするうちに、少しずつ飛べるようになると考えられます。

 

Q2:ヒナを見つけたときは、どうしたらよいのでしょうか?

 A:巣立ち直後のヒナはあまり動きません。親鳥は人が近くにいると警戒してやってきません。ヒナに手を出して親子を引き離すと「誘拐」になるので、その場を立ち去る方がよいでしょう。

 

Q3:ネコやカラスに食べられないでしょうか?

 A:心配ならば、ヒナを近くの茂みの中におくこともできます。親鳥は姿が見えなくても、ヒナの声で気づくことができるでしょう。

 

Q4:人がヒナを育てることはできないのですか?

 A:たくさんの虫を与え続けるなどすれば、育てられることもあります。ただ、自然界では巣立ち後に親鳥と過ごすわずかな期間(1週間から1カ月)に「何が食物で、何が危険か」などを学習してひとり立ちするので、人に育てられたヒナは自然の中で生きていけるとは限りません。

 

「自分は世話できないのだけれど、かわいそうなので拾ってきちゃいました。病院のほうでお願いします。」な方もいらっしゃいますが。ほんとうに鳥のヒナを育てるのは容易なことではありません。スズメ、ツバメ、メジロ、ハトなど、一般の小鳥のほか、水鳥や猛禽類なども扱いましたが、最後、空に放つには心配もあります。どうにも残ってしまった鳩さんは名前までついて居候しております。ちなみに、カラスはたいへん臭かったです。

 

どうか皆様、「がんばって」と心で念じ、その場を通り過ごされますよう、おねがいします。

 

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