食物繊維のおはなし

今日は食物繊維についてお話をしてみようと思います。食事の中に含まれる食物繊維です。カッコよく言いますと、ダイエタリーファイバー。ですね。

 5大栄養素として、炭水化物、たんぱく質、脂肪、ビタミン、ミネラルがあります。それにもうひとつ。何でしょう?

水。

ですね。これも身体に絶対に大切なものです。

そこにさらに、食物繊維があります。

 食物繊維は昔、「吸収されないから栄養にならない」「食べカスになるだけ」という評価で、場合によっては「大事な栄養素まで送り出してしまう」とも考えられていたほどです。しかし今は「便秘を解消する」「大腸炎の患者さんに良い」「大腸がんを予防する」として大腸に良い第六番目の栄養素として位置づけられているくらいに評価が向上しました。

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当院でおすすめするペットフードにはたいてい食物繊維がしっかり入っています。食物繊維は水に溶けにくいものと水に溶けやすいものに分けられます。水に溶けにくいのは不溶性食物繊維で、穀類や豆類、野菜に含まれています。水溶性食物繊維は昆布やわかめ、こんにゃく、果物、里芋など、ネバネバ系、サラサラ系のイメージのものに含まれています。ドッグフードやキャットフードにはこうした原料を使うだけでなく、素材としてトウモロコシでんぷんから作られた難消化性デキストリンも使われます。

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不溶性食物繊維は胃腸で水分を吸収して膨らみ、腸を刺激して食べた物を押し出していく動き(ぜん動運動)を活発にします。また消化しないということはそのまま便となって出ていくわけですから、便のボリュームを出します。

可溶性食物繊維はねばねば性で胃腸の中をゆっくり移動していきます。糖質の吸収を緩やかにして食後の血糖値が急に上昇するのを抑えることができます。お腹がすきにくい、という特徴もあり、減量が必要だけれどお腹がすいて、食べたくなってしまう犬の欲求も抑えることができます。

どちらの食物繊維も大腸の中で発酵、分解されて、ビフィズス菌などの腸内善玉菌を増やします。腸内環境を整える働きがあるのです。

 

今日は導入として、食物繊維の概略をお話ししました。 
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