生活習慣病

 2月1日から7日は生活習慣病の予防週間です。

<生活習慣病というのは?>
生活習慣病とは「がん」「心臓病」「脳卒中」等、一般に30歳代以上の世代から発症しやすくなる病気のことで、以前は「成人病」と呼ばれていました。これらの病気の原因の大半は長年にわたる生活習慣にあり、子供のころから予防に努めなければならないことから「生活習慣病」に名前が変わりました。

 <犬や猫にも生活習慣病がある?>
ところで、犬や猫にも「生活習慣病」という体系の病気はあるでしょうか。

犬も長生きできるようになるにつれて、人と同じような高齢化にともなう病気がとても増えてきました。

「心臓病」「高血圧」「糖尿病」「脂質異常症」「肥満」など人で聞かれる病気が、犬にもあります。人では多いのに動物で「脳卒中」を聞かないのは、脳のCTを撮る機会がないために診断に至らないせいかもしれません。このほか犬では「歯周病」などは生活習慣病の範疇に入るでしょうし、加齢により発症しやすくなる病気という意味では「腫瘍」や「関節症」「腎臓病」「会陰ヘルニア」なども多くみられる病気です。

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<困った生活習慣病>
犬や猫にとって良くない生活習慣にはどのようなものがあるでしょうか。

人は悪いと知っていても仕事のために不規則な食生活や運動不足、飲酒や喫煙が過ぎてしまうこともありますね。犬や猫の場合は「人の生活に合わせてしまった」ために悪い生活習慣がついてしまうことがあります。

もっとも陥りやすいのは運動不足高カロリーの食生活です。忙しい生活はしっかりと運動のできる散歩や屋外遊びを短くまたは取れなくしていますし、家族との生活が近いものになるとハウスフードやおやつなど高カロリーの食品を与えられる機会を増やすことになっています。こんな生活が続くと高脂血症や肥満症になります。肥満症は万病の元になります。


<よくない食生活の例>
低脂肪、低カロリー、高蛋白で良いと評判の鶏ささみも、犬にとっては抗原となりうるたんぱく質です。同一の異種たんぱくを長期に食べていると食物アレルギーを起こすことになります。また特定の食べ物を受け付けず嘔吐や下痢を起こす食物不耐症にもなります。

袋を開けても腐らない、カビが生えない、虫がわくことがないと保存に好都合のおやつジャーキーには多くの添加物が施されています。添加物の多い食品を与えられた場合は肝臓を悪くします。

もともとアトピー体質であったものが、食品添加物によってさらに悪化することも知られています。環境ホルモン、という言葉を聞いたことがあるでしょう。有毒には当たらないごく微量の化学物質であっても、身体の調子を崩してしまうのです。

<手抜きではありませんか?歯科ケア>
犬も毎日歯磨きをするのが良いのですが、犬が嫌がったり、こちらが忙しかったりするために口腔ケアはおろそかになりがちです。長年の歯の汚れは、はじめはただの歯垢ですが、次第に石灰沈着し歯石になります。常に細菌と接している歯茎は炎症を起こし、歯肉炎などの歯周病を発生させることになります。

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<生活習慣病の予防>
上記のような病気は(遺伝的な体質も罹患しやすさに影響しますが)
①栄養のバランスの整った食事を
②適正量食べ、
③過剰なおやつは控え
④適度な運動をし、
⑤きちんと歯を磨く
という生活で、予防することのできる病気と言えるでしょう。

<定期健診で早期発見・早期治療>
 
一方、心臓病や腎臓病などはいかに初期段階で発見し、早く治療に入るか、ということで予後を良くする病気です。その意味からすると定期的な検診が予防への近道です。

犬や猫の定期的な健康診断が生活の一部として定着している(習慣になっている)ことはとても重要ですね。

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