待合室の本

 今日はお知らせです。

 待合室の図書に新しい本を加えました。3つほどご紹介します。

 


はじめの本は谷川俊太郎さんの詩「死んでくれた」の絵本です。
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ぎょっとするタイトルです。でも。

「いきものは

いきものをたべなければ

いきていけません。

にんげんは

ほかのいきもののおかげで

いきているのです。」

という谷川氏の詩を塚本やすしさんの元気あふれる絵で構成されています。

幼稚園や保育園に通うお子さんに、診療を待っている間に読み聞かせしていただけたらと思います。

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「元気にもりもり食べて大きくなってね」というのが私からのメッセージです。

 

 

それから2冊目の本は「いのちをいただく」です。
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こちらは絵本部分の続きにカラー写真付きの解説があります。こちらの本は「いのちをいただく」ことについて、生産者のご家族からの目線で書かれています。

小学校中学年の子供たちなら自分でも読めるだろうと思います。漢字にルビがふってあります。読み聞かせしていただくと、幼稚園の年長さんや小学校低学年のお子さんにも分かるかもしれません。ただ、私は読みながらぼろ泣きしてしまいました。先にそっと読んでおいて、ご自身を馴らしておいてから2回目以降に読み聞かせする方がいいかもしれません。

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この本は「ありがとう」と「ごちそうさま」の意味のほか、「育てること」「さようならをいうとき」についてのメッセージも含まれています。この本から「アニマルウェルフェア」について考えていただく一助になるのではないかと思いご紹介しました。生き物ですから最後は亡くなります。犬だって猫だって、私たちだって同じです。慢性の病気や老衰でいよいよ終末期になってきた。そんなときでも、最後まで苦しくないように、痛くないように、ゲロなんか吐かないように、少しでも食事が食べられるように生きてもらいたいと思っています。牛も同じです。COWからBEEFになるその瞬間まで、苦しまない生き方をさせてやれるのが理想です。

「ぽっくり」なんて都合のいいことはまれですが、私たちは飼っている犬や猫に、元気でいる時も、そして最期になったときも「どんな生き方をするのか」を提供しています。

 

そして3冊目は「食卓の向こう側」です。
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大人の方向けのコミックのようですが、むしろ中学生とか高校生、食育に携わる関係の大学に通われる大学生に、細切れな待ち時間の間に目を通していただけると嬉しい本です。

私たちが口にするもの、それはすべて大地から始まっているわけですが、大地は食べるものを通してそのまま私たちの体につながってきます。食べるものから農業、健康、命について知っていただきたいと思いご紹介しました。「One World OneHearth:ワンワールドワンヘルス」、私たちの健康も地球の健康、すべて繋がりのあること、食べる物ってとても大切なのよね、というのが私からのメッセージです。(だからジャンクなジャーキーには手を出さないで!というのにつながるわけです。)

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「獣医さん」というと私たち犬や猫の診療をしている者を思い浮かべるかもしれません。しかし我々の仲間、獣医師の職域は広く、さまざまな方面で活躍しています。牛や豚などの診療を行うのも仲間ですが、生物としての牛(COWCATTLE)や豚(PIG)、鶏(HENCOCK)が牛肉(BEEF)や豚肉(PORK)、鶏肉(CHICKEN)になってからも仲間たちが関わっています。お肉だけでなく農産物としての食糧全般にもかかわっています。そんな広い分野で活躍する仲間全体に関係した本を選んでみました。これまでの犬猫の健康とか、犬のしつけ、犬と一緒にお出かけ、というジャンルに比べると驚きの本ばかりです。

犬や猫を可愛がってくれても、お肉を食べるときには牛や豚や鶏がお肉になる前にどのようにすごしてきたのか、なんて考えていないだろうと思います。お肉になる直前まで、犬や猫と同じように可愛がって育ててくれた飼育者の方々がおられます。

そしてこれからクリスマスやお正月に、ごちそうをいただく機会があると思います。そんなときにちょっとだけお肉の生前のことを思い出していただいて、「ありがとう」と言い、粗末にいただかないようであってくれると嬉しいと思いますCentury;mso-ascii-theme-font:minor-latin;mso-fareast-font-family:"MS 明朝";
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テーマ : 読み聞かせ・ブックトーク
ジャンル : 学校・教育

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