インターベリーαさらにその後

 インターベリーα3回目。さらにその後のご報告。

 

インターベリーを使って、なんとか口腔衛生ができないものだろうかと、引き続き頑張っておりました。

最初のブログ
http://heartah.blog34.fc2.com/blog-entry-835.html
で商品について紹介しました。ただ、適応になっているのは生後6か月齢から12か月齢のいわば幼犬。これじゃ使い道がないではないか、ということで
2回目のブログ
http://heartah.blog34.fc2.com/blog-entry-857.html
で、一番使ってみたい歯磨きをしない高齢期の犬で試したらどうなったかをご報告しました。結果は、ちょっと無謀すぎでした。そのような経過で、今回は、中高齢の犬の歯周病を一度完全にリセットしてから使ってみて、その結果どうだったかをご報告します。

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<麻酔しないでキレイに処置してから始めました>

今回、ご紹介するわんこたちは年齢も歯石の付き方もそれぞれ、まちまちでした。ですが一つだけ共通すること。性格がおとなしくて、お口をずっと開けていられて、何をしても怒らないわんこたちでした。だから普通だとできない歯の裏側(内側ともいいますね)まで、麻酔なんかかけないのに、麻酔かけたのには劣ります(そりゃぁ、全く同じってのは無理ってもんです。)が、それなりに驚くほどの美しさを取り戻すことができました。

そして、歯周病菌が身体を巡って悪さをするといけないので、処置後2週間ほど抗菌薬を内服してもらいました。そしてさらにその後、インターベリーαを能書に従って、1週間に2回、5週ほど継続してやってもらいました。

 

麻酔もかけずに歯科処置をすると、歯科専門の、または歯科を得意とする獣医先生諸氏から「そんなことするやつがいるからだめなんだ!」という怒り爆発、お叱りの言葉の嵐をザブザブかぶります。ですが今回はあえて内緒にしておきたいそこのところをお知らせしてしまいましたが、そんな処置から始めて、このインターベリーはどのくらいの仕事をしてくれるのだろうか、というその結果を見てみたかったわけです。もちろん顎の骨が折れそうなほどぐずぐずになっているような「重症」のわんこは、麻酔での無痛歯科処置をさせていただいています。

 

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<結果は写真でどうぞ>

処置前のお口の写真はどれもためらわれますから、あげません。ですが、年齢が 歳、推して知るべしの様相でした。

どのわんこの飼い主さんも、「歯ブラシを使って毎日磨くのは無理だけど、週に2回、指で1~2回歯茎をこするくらいのことはできますよ」といって治療に参加してくださいました。そこそこたくさんの方たちにご協力いただいています。

歯科処置から数ヶ月経過して、まだ投与期間中の歯を載せています。無処置ですと、同じ期間経過したときに、このような状態を維持できていることはあまりありません。2週間で歯が黄ばんでくるのが普通です。

というわけで、以下、わんこたちです。いや、わんこたちの歯です。

 kururu.jpg

 クルル2

ビッケ左


ビッケ右 

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 ?3

 ロッキー 


<結果は予想以上>

1回歯科処置をして、その後のケアができていないと、数週から数ヶ月経過した頃には、「まぁ、こんなもんだよなぁ」という「せっかくあのときキレイにしたんだけどなぁ」という残念な結果になっていることが多いのですが、なんと、ほとんどのわんこは、というか、ほぼ全頭のわんこで、処置直後と同じくらいの健康的な歯肉が保たれていました。驚きでした。次のわんこも、その次のわんこも同じだったので、これはなかなか良いではないか、ということでご紹介することにしたんですけれどね。

アフターばっかりでビフォーの写真がないと信じられん、という方は、まぁしょうがないですが。

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<ここまでのまとめ>

せっかくお金をかけて歯科処置したのですから、その後はなんとかおうちでもケアしましょう。これまでは歯が痛くて触らせなかった、ということもあるでしょうが、歯科処置をすると、痛みがなくなり、違和感が消えることから、おうちケアをさせてくれるようになることがあります。これまではできなかったケアができるかもしれませんから、がんばって再チャレンジしてみてください。

そのときのおうち歯科ケアは、もちろん毎日の歯ブラシかけが一番いい方法ですが、異物を口に入れられるのが嫌いなわんこにも、飼い主さんの指、それも甘い薬のついた指であれば喜んで受け入れてくれることも多いです。

 DSC01557.jpg

 

<課題は>

インターベリーα投与が済んで、10か月は何もしないで大丈夫、というのが能書ですが、本当に10か月間も何もしないで口腔内の衛生は保たれるのでしょうか、ちょっと心配です。投与中の歯と歯肉がきれいなだけに、そして、せっかく指を入れても大丈夫、という習慣がついただけに、このまま放置するのはもったいない気がします。

それで投与期間が過ぎても、まだ時間的な余裕があるようでしたら、継続して歯科ケアをお願いします。本当のところ、どうなのでしょう。サボっても大丈夫なのでしょうか。試してみたい気もしますが、大事なのはわんこの口腔健康。私の興味なんかじゃありませんよね。

 

ちょっと間が開きましたが、今日はインターベリーαのその後についてご報告しました。

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