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てんかん発作と新しい治療

 神経系の病気、てんかんの治療に関するお話しです。ちなみに10月はてんかんについて知ってもらう月間でした。ひと月遅れですが多くの方にこんな病気があることを知ってもらえるといいかな。(ハートニュースと同じ話題です。こちらの方が内容濃いです。)

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<特発性てんかん>

突然、全身性のけいれんが発生することがあります。けいれんは大脳で強い電気信号が出されて発生する発作で、てんかんでは発作が繰り返し発生します。比較的若い年齢、1歳から5歳ころに発生することが多いのは「特発性てんかん」で、事故や外傷などの心当たりも無く発生します。脳の中の変化は全身麻酔下での画像検査や脊髄の検査で調べますが、調べてみても脳内に何か特別な変化がみられないのが特徴です。一般の臨床ではこの検査を行えないことが多いです。初めての発症年齢や発生状況などから、おそらく「特発性てんかん」でしょうと仮診断します。主に遺伝的な要因によって発生するといわれていて、ビーグルやトイプードル、ミニチュアダックスフンド、ボストンテリア、ポメラニアンなどが好発する品種です。猫にも発生はあります。

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<症候性てんかん>

「特発性てんかん」のほかに、交通事故等で急性の脳損傷があったときや、人と同じような脳血管障害が発生したとき、脳に腫瘍ができたときにも、同じような意識障害や全身性のけいれんが発生することがあります。急性期を治療で乗り越え命を救うことができても、脳にダメージがあるため、神経学的な合併症を残すことになります。これは「症候性てんかん」です。事故などの心当たりがない高齢の犬や猫ではこちらを疑うことが多いです。

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<けいれんの種類>

全身の筋肉が突っ張る「強直発作」や、全身の筋肉がガタガタし倒れて走っているように見える「間代発作」、突っ張りからガタガタに移行していく「強直間代発作」があります。(立ち木のようにぼーっとしてしまう小発作もありますが、今回のお話しには入れていません。)これらのけいれんは数秒から数分間でおさまるはずですが、実際に目の前で発作が起こっている姿をみると、それよりも長く感じられると思います。

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<治療は>

特発性てんかんの場合は、発作の頻度や重症度から、治療するのにふさわしい状況かどうかを判断して、投薬を始めて貰います。

はじめての発作のときにはすぐに来院してくださいますが、飼い主さんの心配とは裏腹に来院時にはケロッとして何事も無かったかのような様子を見せてくれる犬(や猫)もいます。

二度三度と繰り返すうちに、発作にも慣れっこになってしまわれる飼い主さんもおられます。「この前の発作がいつ頃あったのか思い出せないくらいずーっと前」ということもあるでしょう。だいたいの目安ですが、3か月で2回以上の発生があると抗てんかん薬の服薬基準に達しています。抗てんかん薬は、脳の過剰な興奮を鎮めて発作が発生するのを防ぎます。発作が起こる頻度が上がってきたらお薬を始めてください。

いきなり「重積発作」という長時間続くけいれん状態が起こったような場合は、また別の怖さがあります。飼い主さんはびっくりして病院に飛んできてくれます。来院時にもけいれん発作が続いたままだったり、一度はおさまったのにまた繰り返しの発作がみられたりすることがあります。これは緊急的な状態です。すぐに発作を止める治療(即効性に効く薬を使います)を開始します。救急処置で発作が鎮まる傾向になってきたら、状態を見ながら抗てんかん薬(ふだん処方する持続時間の長い薬)を始めます。

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<難治性てんかん>

このように抗てんかん薬による治療を継続していても、そしてそれがとても適切な量で投薬忘れもないにも関わらず、発作を十分にコントロールできずに常に発作を繰り返してしまうことがあります。約30%の犬にこれがあるとされています。この子たちは「難治性てんかん」とか「薬剤抵抗性てんかん」といわれています。それでも抗てんかん薬(+アルファの薬)で、発作の重度や長く続くことは抑えられているはずです。

 

<新たな治療法・食事療法>

これまで「てんかん」の治療は内科的に薬を飲ませて貰うことだけしかありませんでしたが、このたび食事療法も新たな手段として取り入れられるようになりました。てんかんに大変効果のある療法食が発売されたのです。欧米では数年前から使われています。

商品はピュリナ社から発売されている「PURINA PRO PLAN VETERINARY DIETS」(ピュリナ・プロプラン・ベテリナリーダイエット)シリーズの「NEUROCARE」(ニューロケア)です。

ケトン食療法は人でも取り入れられている治療法です。エネルギーを産生する三つの栄養素である炭水化物、蛋白質、脂質は、エネルギー産生栄養素のバランスが取れていることが望ましいとして、人では摂取するのに好ましい栄養素比率のおおよその目安があります。ケトン食療法ではあえてその割合を大きく崩し、炭水化物を減らして身体にブドウ糖を枯渇させます。ブドウ糖はすぐに利用できる栄養素ですが、ブドウ糖が無いときに身体は別の解糖サイクルが周り、ケトン体を産生します。脳ではブドウ糖が無いときにケトン体を代りの栄養素として利用しますが、そのときに抗てんかん作用も示すことがわかっています。今回の療法食は、脂質のエネルギー利用割合が炭水化物+蛋白質に比べて非常に高くなるように設計され、またケトン体が発生しやすいような中鎖脂肪酸(MCT)オイルやオメガ3脂肪酸(DHA,EPA)を添加して作られたものです。

てんかんのお薬を減らすことはできませんが、発作の抑制に効果があり、これからの犬のてんかん治療に期待が持てそうです。(すでに欧米では大ヒットになっているそうです。)

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<トピックス・新治療>

人では既にスタンダードな治療になっている脳外科治療ですが、動物の世界でも始まっています。「小動物臨床におけるてんかん外科の導入」というテーマで研究助成を受け、研究が行なわれているそうです。

簡単に手が届くような治療ではありませんが、これからの獣医学の発展に無くてはならないことです。

また海外では、医療用マリファナで知られるカンナビジオールを難治性てんかんに臨床応用した試験が始まっているそうです。使用を合法とされる国においてはこんな研究も進んでいるのですね。

 

 <おわりに>

9月のFASAVA学会は長くお休みをいただきご不自由をおかけしました。今回は神経学関係のお部屋で、世界の第一級そして日本の第一級の治療のお話しを聴いてきました。当院では、これまで特発性てんかんに対する治療は抗てんかん薬による内科療法が100%でしたが、これからはこれに療法食も加えます。(世界の専門医たちの仕事からしたらほんの小さな変化ですが、一応進歩しています。)抗けいれん薬で治療をしているわんこに、この療法食が受け入れられますように。

 

なお、糖質制限ダイエットでもこの治療食と同じようにケトン体が発生します。ケトージスは「子供の自家中毒」とか「妊婦さんのつわり」のような状態です。(嘔吐ゲロゲロ状態。)また糖尿病を放置していて発生する「糖尿病性ケトアシドーシス」は「死んじゃうよ!」と叫びたくなるほどの病態です。みなさま、くれぐれも糖質制限ダイエットはやり過ぎないように、ご自身のお体を大切にお願いします。

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BEGダイエットのこと・つづき

BEGダイエットのこと、つづきです。
前回、今人気のBEGフードについてお話ししました。そのまま読んでいると愛犬や愛猫のためにこれ以上のフードはないと思わせる魅惑のワードに満ちています。でもたいていの獣医師はそれをとても不安に思っています。既に信者になってしまっている飼い主さんもいらっしゃると思います。しかしフード企業側の情報しか得られないのでは消費者として正しい判断を下せそうにありません。今日はBEGダイエットについて不安に感じていることをお伝えします。
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 <BEGダイエットは本当に理想のフードでしょうか>

BEGダイエットは「健康」を求める人のトレンドをよく反映していると思います。時代に求められているのでしょう。ロハスな食事を現代人の生活の中で選べるかどうかは別として、このような食事を私たちが毎日食べると健康になれそうです。だからそれを犬や猫に当てはめたいのかもしれません。

しかし、いくつもの点で理屈に合わないことがあります。

①グレインフリーフードにも炭水化物は含まれています
前回のお話になりますが、グレインフリーフードの解説のところで「穀類」の後にカッコで(炭水化物)としてみましたが、違和感はなかったでしょう。「穀類=炭水化物」と思っておられる飼い主さんは多いです。ですがグレインフリーフードは炭水化物を含まないわけではありません。穀類を原料にしていなくても、豆類や芋類が入っていますので、そちらからの炭水化物が入ります。そもそもドライフードは炭水化物が無いと形成できない仕組みになっています。(ほんとうに炭水化物を避けるためにはウエットフードを選ぶしかありません。)

②炭水化物は犬の身体にも猫の身体にも必要な栄養素です
それから、炭水化物が犬や猫の身体に不要であるということはありません。利用できないということもありません。炭水化物はペットの食事のエネルギー源として重要な役割を果たしています。また犬も猫も身体には炭水化物を効率よく消化し吸収できる仕組みを持っています。そして消化吸収されない不溶性線維は便を形成し腸内細菌に栄養を与える役割を持っていますから「不要」ではありません。

③高タンパク低炭水化物に見えるテクニック
該当するフードの炭水化物表示にはテクニックがあります。明らかに一般のドライフードに比べると炭水化物%が低くなっているとお考えでしょう。しかしこれらのフードでは乾物ベースではなく供給されたときの栄養%をそのまま表示しているものがあるのです。これを乾物ベースにおきかえるには計算する必要があります。

④添加しないと得られない微量な栄養素もあります
炭水化物と脂肪、蛋白質のバランスが整っていない食事をすることは栄養の不均衡を招きます。手作り食の場合には不足しがちなミネラル類やビタミン類を必ずサプリメントで補うようにお願いしています。どうしても単一な材料で作っていくことになるので微量な調整が難しいからです。「これだけで栄養が足りる」とし、「添加物不使用」となると調整が難しいように思います。エキゾチック肉の中には栄養組成が明らかになっていないものもあるでしょう。人が食べるものだからこそ、家畜の肉は部位別でも調べられているのでわかりますが、私たちが食することがない肉を「牛」や「豚」「鶏」に準じて栄養計算しても大幅に異なってくると思います。ブティックフードの中には
AAFCO(米国飼料管理協会)の基準やWSAVA(世界小動物獣医協会)のガイドラインを満たすための検査を受けていないものもあります。「基準の審査を通っています」という証明がAAFCOのマークです。細かいことはわからなくても、このマークさえあれば消費者はこのフードが一定レベルのものをクリアしていると考えてよい安心のマークで、これがないと重要な栄養素が欠けている可能性もあります。

⑤食物アレルギーがありますか?
穀物のどれかに対する食事性アレルギー(食物過敏症)があると(例えば小麦や大麦など)、それを排除したフードにすると慢性的な皮膚炎や嘔吐、下痢などが改善する可能性はあります。牛肉やチキンに対するアレルギーがある場合も新奇蛋白質としてエキゾチックフードを使うことにも意味はあるかもしれません。けれどこれらのフードを選んで貰った犬猫の健康を損ねている犯人は小麦やチキンで間違いないのでしょうか。また、アトピー性皮膚炎の犬にそれは有効でしょうか。アレルギー関連の皮膚炎や胃腸炎を専門とする獣医師たちが提案している標準的な食事療法とはかけ離れています。

⑥消化性と粒の大きさに関連は?
それから消化性と粒の大きさには関連がありません。キブルがほどける(形になっているフードがぐちゃぐちゃになる)までの時間に関連する要素はたくさん有ります。腸から吸収されて血中に入れば、特定疾患でない限りは全身くまなく栄養素は巡ります。

⑦総合栄養食なら当たり前のこと
そして「これだけで栄養が事足りる」のは総合栄養食であれば当然のことです。

⑧フレッシュですか?
あるフードは受注生産ということで海外発注品でした。これでは「新鮮」にはなりません。どのフードもできたてを袋詰めすると思います。作られて間がないフードを選ぶなら国産フードになるでしょう。生産から輸送までのラインは工場見学などで質問するといいかもしれません。

さまざまな疑問点が湧いてきてしまいました。BEGフードはどうも過大評価されているようにしか思えません。

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<心配なことが発生しました>

これらフードに対して心配を向ける先生はいても、意見を述べてくれる先生は少数だったかもしれません。
2018年6月、タフツ大学の心臓病専門医であるリサ・フリーマン先生は、拡張型心筋症になりやすい定型的な品種でもないのに、ゴールデンレトリバーの拡張型心筋症が高率にみられることを発表しました。遺伝的に発症しやすいとされている犬種はドーベルマン、ボクサー、グレートデンです。(日本ではこれら大型の犬はあまり飼育されていません。)発症した犬たちがBEGフードを食べていることと関連があるのではないかということも述べていらっしゃいました。それらの食事をしている犬たちは総じて血中のタウリンの値が低く出ていました。それで
当初はタウリン欠乏が心筋症を発症させることを疑っていました。病気の犬たちには心筋症の治療のほか、食事の変更とタウリンの補給を行ないました。すると症状も改善し、うっ血性心不全も解決しました。すべての犬がタウリンを欠くわけではなかったそうですが、発症した多くの犬はBEGフードとの関連がありました。
「A broken heart:Risk in heart disease in boutique or grain free diets and exotic ingredients」
https://vetnutrition.tufts.edu/2018/06/a-broken-heart-risk-of-heart-disease-in-boutique-or-grain-free-diets-and-exotic-ingredients/

彼らの発表ののち、多くの獣医師たちも拡張型心筋症に罹患した犬の情報をFDAに提出しました。

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<拡張型心筋症というのは>
拡張型心筋症は心筋の拡張と収縮の不具合から心臓のポンプ機能が低下する病気です。最終的に全身に血液を送るという心臓の仕事に支障を来すことになり、心不全と死亡をもたらします。
拡張型心筋症の症状は次のようなことです。
・食欲不振
・歯肉が青白い
・心拍数が多い
・咳をする
・呼吸が苦しそう
・脱力~失神

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<調査は今も継続中です>
報告を受け、米国食品医薬品局(FDA)は食事と犬の心臓病との関連性について勧告するとともに調査を始めました。

また、米国獣医協会(JAVMA)も2018年12月には「犬の食事関連拡張型心筋症:私たちが知っていることは何か」として公表しています。
(Diet-associated dilated cardiomyopathy in dogs: what do we know?)
https://avmajournals.avma.org/doi/pdf/10.2460/javma.253.11.1390


さて、本年2019年6月、米国食品医薬品局(FDA)は2月に続いて3回目の調査結果を公式発表しました。
「特定の食事と犬の拡張型心筋症の潜在的な関連性に関するFDAの調査」です。
FDA Investigation into Potential Link between Certain Diets and Canine Dilated Cardiomyopathy | FDA
https://www.fda.gov/animal-veterinary/news-events/fda-investigation-potential-link-between-certain-diets-and-canine-dilated-cardiomyopathy

今回の報告は、2014年1月1日から本年4月末日まで、拡張型心筋症と診断された犬560頭と少数の猫(猫は肥大型心筋症の方が圧倒的に多いのでこの調査では少数です)に関する詳細なデータの公表です。ドッグフードのブランド名も公表されています。最も報告件数の多かったA社は日本でも購入可能なブランドでした。

今回の調査結果で、拡張型心筋症の原因はグレインフリーフードと確定したわけではありません。タウリンを補給することで改善された犬たちもいますが、タウリンの欠乏が明らかにされたわけではなく、タウリン以外のことが原因となっている可能性は十分考えられます。
FDAは今も調査中です。より多くの情報が明らかになるまで注意は継続していかなければいけません。

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<わたしたち獣医師がおすすめするブランド>

私たちが推薦するブランドは

ヒルズhttps://www.hills.co.jp/prescription-diet

ロイヤルカナンhttps://www.royalcanin.com/jp

ピュリナhttps://nestle.jp/brand/purina/vets/owner/

MSD https://www.msd-animal-health.jp/products/companion-animals/index.aspx

   https://www.msd-animal-health.jp/binaries/specific_cat_leaf_tcm48-213341.pdf

です。

日本のブランドでは

日清ペットフードhttps://jp-dietics.jp/

日本農産https://drs.nosan.co.jp/shop/default.aspx

です。

パッケージの甘い言葉を鵜呑みにするのではなくて、愛犬愛猫の栄養基準を満たした食事かどうかをしっかり見定め、本当に安全な食事をお買い求めいただきたいと思います。犬と猫の健康管理は食事から。そして食事由来の病気から愛犬愛猫を守ってあげられるのはフードを選ぶ飼い主さんしかいません。

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BEGダイエットを知っていますか

 ちょっと気になるおしゃれなペットフードの中には、誇大なメッセージで誤解を生じさせるような表示のフード、また困った問題が発生しているフードなどがあります。数年前から米国の獣医師たちが警鐘を鳴らしている「BEGダイエット」がそれです。日本にもその波が押し寄せてきています。今日は日頃不安に思っている食事のことをおはなしします。
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 BEG ダイエットというのは>

Boutique diet=ブティックダイエット

Exotic diet=エキゾティックダイエット

Grain free diet=グレインフリーダイエット

の頭文字をとって、BEGダイエットと呼ばれています。BEGダイエットと自家製の手作り食は最近、意識の高い飼育者を中心に人気を集めています。

ブティックダイエットというのは小規模なメーカーが作っているペットフードです。ブティックというとお洋服を想像しますね。小さいけれど好みのお洋服や雑貨などを扱っているおしゃれなお店です。製造されているものをペットフードに置き換えてみてください。なんとなくブティックダイエットの理解が進んだでしょうか。

エキゾティックダイエットは野生の動物を蛋白源としたフードです。エキゾティックな成分には、カンガルー、アヒル、バッファロー、シカなどの肉類が入ります。そのほか亜麻仁、クランベリーやりんごなどの果物が入ったものもあります。

グレインフリーダイエットは穀物を含まないフードのことです。グレインフリーフードではエンドウ豆、レンズ豆などの豆類やじゃがいもなどの芋類が穀類の代用とする成分になっていることが多いです。グルテンフリーという言葉を聞いたことがありますか。小麦に含まれるグルテンは蛋白質で、これが食物アレルギーになることがあります。グルテンのない食品は食物アレルギーがあるヒトの食品として出回っています。

これらBEGフードは主に食物アレルギーなどの特定疾患の健康管理のために作られているものが多いように見受けられますが、BEGフードを購入している飼い主さんたちは「健康」「ヘルシー」などを目的として「安心感」を求めて選んでいることが多いように思います。

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 <魅惑の言葉に満ちています>

これらのフードには共通した特徴があります。それは「動物を愛している人が喜ばないはずがない言葉」にあふれている点です。

・プレミアム
・ナチュラル
・ヘルシー
・オーガニック
・ヒューマングレード
・ダイエットでデトックス

これらはグリーンやオレンジ、赤のつやつやした新鮮素材の映像を豊かに想像させてくれます。「私たちが食べなくてはいけない食事もこういうものよ」と思わせるプラスイメージのワードです。そして

・上等な品質
・最高級の素材
・上質な素材
・良質の素材
・贅沢に
・十分すぎるほど

などのワードからは絶対的な質の良さと信頼を寄せるにふさわしいフードであることを強調しています。

・合成保存料無使用
・人工香料無使用
・着色料無使用
・添加物不使用
・酸化防止剤不使用

の表示のあとには、もちろん

・安全
・安心

と続きます。ここでたいていの動物思いの飼い主さんは「私が探し求めていたフードはまさにこれ。」と思い始めるでしょう。たしかにこれらの言葉にはそれだけの威力があります。さらにそこから

・からだのうつくしさ
・歯がきれい
・涙やけに配慮
・皮膚と被毛の健康
・被毛のつや、肌のうるおい
・毛並みがよい
・体臭が無い
・消化吸収が良い

と効能を発展させています。これで「日頃の悩みまで解消できてしまう理想のフード。」という位置づけに変わるでしょう。その食事だけで歯、皮膚、被毛、眼などの日常ケアは要らなくなるのです。「なんてすばらしい。」と思うでしょう。さらに続きます。

・できたて
・新鮮

これで購入への意思はかなり強まってるでしょう。でも、まだ続きます。

・発がん性リスクがない

これはペットフードに記されているものでははじめて見るかもしれません。「あれ?記載の無いフードは発がん性リスクがあることを隠しているのだろうか。今まで食べさせていたフードにはこんなことは無かった。」こうして従来のフードに不信感を抱かせてしまうわけです。

・小粒で消化に良い
・速く吸収されると栄養が身体全体にゆきわたる

というのもあります。粒の大きさと消化の関係を考えたことがあるでしょうか。小さいと消化がいい。聞いたことがないかもしれません。でもここまででこれらのフードの信頼は揺るぎないものになっていますからそのまま信じてしまうでしょう。「そうなんだ。知らなかった。小粒を選ぼう。」こうして小粒神話ができあがり、小粒信者が増えていきます。

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 <グレインフリーフード>

グレインフリー食を選ばれた理由で多いのは「猫は肉食で、自然の食事にはほとんど穀類(炭水化物)はなかった。猫の食事に穀類(炭水化物)は要らない。蛋白質が豊富にあれば猫本来の食事になる。」というものです。飼い主さんたち、企業の語り口をそのまま伝えてくださいます。ドッグフードについてもキャットフードを選ばれた飼い主さんと似たような感じです。そもそも猫は……が「犬がオオカミだった頃……」になります。



これらのフードには不安なところがあります。が、とても長くなってしまいましたので次回に続けます。

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ウェルネス訪問と健康診断

 今日は(1013日)獣医さんの日、米国にはTake your pet to the vet day(ペットを獣医さんへ連れて行く日)というのがありますが、それの日本版みたいに思ってもらえるといいかなぁ、なんて思います。

 今日は、1か月に1回のウェルネス訪問と1年に1回の健康診断のご提案をしたいと思います。猫さんのことを中心にお話ししますが、わんこも同じです。

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<猫を病院に連れて来てもらうこと>

開院当初、「犬や猫を病院に連れて行くなんてごく一部の限られた人だけ」、という認識が強くありました。猫はたいてい外出自由の飼育方法でしたし、のちの健康を考えて青年期に去勢手術をすることもなかったので、発情期にはけんかし放題でした。そして残念なことに怪我をしても「自分で舐めて治すもの」と言われ病院への来院はおろか消毒一つしてもらえないこともふつうでした。

猫の白血病ウィルス感染症が瞬く間に広まった頃からずいぶん月日が流れ、今はそんな風潮からすっかり変化しました。飼い主さんは猫の習性や行動上の特性を理解してくださっているし、冷暖完備の完全な屋内飼育で、ワクチン接種率も向上してきました。それでもまだ、「ウェルネス訪問」と言われる健康チェックのために病院に連れてきてもらえるまでには至っていません。ペット先進国といわれる米国でも、飼育されている猫で1年以内にウェルネス訪問を受けたことがある猫は半分以下であるという調査結果が出ています。 何も問題がなくても健康全般のことで動物病院に気軽に来院してもらうことが大切です。

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<病院に来るのはいやですか?>

 猫はストレスを敏感に感じ取る動物で、日常生活の変化を嫌います。猫をキャリーに入れ車に乗せて病院に来ることは、猫にもキャリーに入れるのを手伝ってくれる家族にもそして連れてきてくれる飼い主さん本人にも、それこそ関係者ご一同さま全員にとって非常にストレスの多いものだとお察しします。多くの飼い主さんが、「これは病気だ!」が決定的でない限り、猫を病院に連れて来るのは「すごく疲れる」(だからこのくらいでは病院に行きたくない)と感じているでしょう。

猫を病院に頻繁に連れてきたくないもう一つの理由は、猫が病気の症状を隠すので体調不良がわかりにくいという点にあると思います。猫のこの特性は、彼らが生き延びていくためのサバイバル戦術なのです。餌になる側の動物として、猫は本能的に衰弱や病気の兆候を見せたくないのです。猫は「健康で強い」ように行動し、自分自身が弱い動物に見えないようにしています。観察眼を厳しく持っていないと、猫の病気がいのちを脅かす段階に進行するまで、飼い主さんは猫が何かおかしなことになっていることに気づかないかもしれません。 残念ながら、そうなってからは良くて治療が長引くか、悪いと根本療法ができず支持療法だけしかできなくなる可能性もあります。

ですから、「嫌がるから」「疲れちゃうし」「どこも悪いところなんか無いよ」を理由に、病院に来ることをやめてはいけません。病気を早期に発見して診断し、治療や予防策を講じることが大切なのです。

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<定期的なウェルネス訪問が大切>

 猫は口頭で何が悪いのか教えてくれません。猫の日常の健康管理に熱心に関心を持つことはとても重要です。猫は具合が悪いときにそれを隠すという特性を持っています。ですから日常的に猫の健康状態を知っておくことはとても大切です。さらに重ねて病院訪問をすることで、猫がかかりやすい病気にはどのようなものがあるのか、年齢を重ねていく上でどのようなケアをしていく必要があるのかなど猫の健康に関する情報を飼い主さんが事前に知ることができます。病院に来たときはスマホを開かずに、待合室の掲示板その他にご注目ください。とにかく、猫は健康に関しては「秘密にする性質」があるので、 猫の健康を最高の状態に保つには、動物病院への定期的な来院(と健康診断)を、理由を付けて避けていてはいけません。

毎日のわずかな変化では飼い主さんが気づくことができない何かがあるかもしれませんが、定期的な来院でそれを明らかにすることができると思います。来院の 名目は何でもかまいません。「爪を切ること」や「ノミ避けの薬を滴下する」などを目的にして来ていただいて結構です。「近頃気になる何か」を飼い主さんとおしゃべりするうちに新たな発見につながることもあるし、不安に思っていた何かが解決することにも繋がるでしょう。体重測定や身体検査をするうちに猫はますます病院に慣れてくれます。

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<定期健康診断も大切>

健康診断では身体検査のほかに血液検査を行います。血液検査で、健康状態や猫の全身と臓器の機能について有益な情報を得ることができます。血液検査は、毎年の健康診断の重要な部分です。一般的な血球検査と血液電解質検査、血液生化学検査のほかに内分泌の検査や膵臓や心臓に関係する検査なども実施できます。同じように(もしくは少々多めに)採血した血液でできるので、猫に余分な負担はかかりません。年齢によっては血圧測定も行ないます。超音波検査やX線検査などの画像検査はさらに多くの情報が得られるので、病気が深刻な問題になる前に病気を発見することができます。尿検査は高齢猫に多い腎臓病をより早い時期に発見するために有用ですが、持参していただいた尿で実施する場合は全く猫に苦痛はありません。家庭で尿を採取することができない場合は、こちらで採尿いたします。

ウェルネス訪問では基本的に身体検査が主体で、身体検査は猫の健康についての全体的な考えを示しますが、健康診断で実施する血液検査は特定の病気をよりよく見つけ出すことができます。

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<どうしても病院に来なくてはいけない!というときの臨床徴候>

 猫は変わりない日常生活が好きで、日常のルーチンなスケジュールから外れることを嫌います。猫が病気になったときに飼い主さんが最初に気づく徴候の一つが「日頃の行動の変化」です。もし猫にいつもの活動や行動と違うところが現れたら猫を病院に連れて病院に来てください。

·         ・食欲に変化がある(増えている、減った、無くなった、特定のものしか食べない)

·         ・別の場所で寝る(寝ている時間が増えているときも!)

·         ・隠れている(姿を見せない)

·         ・息づかいがおかしい(呼吸が速い、呼吸が浅い、一生懸命呼吸している)

·         ・トイレ習慣の変化(いつもと違う場所で排尿する)

·         ・排泄物の異常

·         ・通常とは違う行動が見られる

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<病院へ来るストレスを少なくすることができる?>

 猫がキャリーと良好な関係を築けるようにするために「キャリートレーニングとハンドリングトレーニング」が必要です。以前のブログでお話ししました。こちらです。

 http://heartah.blog34.fc2.com/blog-entry-1073.html

http://heartah.blog34.fc2.com/blog-entry-1072.html

これらは日常の訓練事項ですが、トレーニング前に猫に異変が起こった場合は、猫をキャリーに入れて連れてきていただく必要があります。とにかく猫をキャリーに入れる準備ができるまで、キャリーを片付けた場所から取り出さないでください。猫はとても賢いので、キャリーが家を離れることを意味することを知っています。ほとんどの猫は、キャリーを見た瞬間、身を隠します。「明日病院に行こう」と思って前の晩にキャリーを支度していると、翌朝にはたいてい姿を隠しているはずです。

キャリーに入らなかった場合は、洗濯ネットや目の粗い座布団カバーに潜ませて、病院に連れて来てください。猫は怖がるとジャンプして走りまわる傾向があります。ほえる犬がいる可能性がある待合室は、猫が飼い主さんの膝の上に座って静かにできる場所ではありません。びっくりして飛び上がってしまわないように、専用の袋が必要です。

 待合室がとても賑やかなとき、他の犬や知らない人の話し声から猫は大きなストレスを受ける可能性があります。これを避けるために、到着した猫はすぐに診察室に通してあげます。けれど、スタッフがほかの仕事に奔放していて待合室の状況を把握できない場合もありますので、もし騒々しい待合室から猫の避難を希望される場合はスタッフに申し出てください。私たちは病院訪問中の猫をより快適にする方法も学んでいます。CATvocateとして、猫とそのご家族にとってより良い病院環境を提供したいと思います。猫は愛らしくて、ユニークで、面白いキャラクターです。私たちができる限り一番良い世話をすることは私たちの責任です。

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さて、明日からで結構です。獣医さんの日のことを思い出して、犬や猫を病院に連れて来てください。できればこの日が「国民の祝日」として認められて、みんなが動物病院に来る犬や猫を祝福してくれる日が来るといいなぁ~なんて思います。あなたの犬や猫はそんなVet Dayを祝おうとは思わないかもしれませんけどね。でも、1か月に1回くらいの定期的な来院、そして1年に1回くらいの健康診断で、犬や猫が「健康で幸せな子」になる最高のチャンスをもらえることは間違いないです。

いつも犬主体になっているので、今回は来院回数の少ない猫に焦点を絞った書き方をしました。わんこもぜひ、来てください!

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目やにで目の異常を知りましょう

 眼からの分泌物・目やに

目やにが出るのは犬では一般的な問題です。生理的で病気とは無関係なものもありますが、健康上の問題に関連するものもあります。適切な治療のタイミングを逃さないようにするため、目やにについて知っておいて貰いたいことをお話しします。

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寝起きの目頭に茶色のぽつんがある。
 

.睡眠後の目やに

涙は目の健康を維持する上で重要な役割を果たします。それらは角膜(目の前の組織の透明な層)に酸素と栄養を供給し、目に閉じ込められる可能性のある破片を洗い流すのに役立ちます。涙は通常、目の内側の角にある涙腺から排出されますが、時々少しの目やにが目頭に蓄積します。乾燥した涙、油、粘液、死んだ細胞、ほこりなどからできています。午前中に発見されることが多くて、たいていは「朝起きたときに目頭に何かついている」のを発見されます。通常、この目やには完全に正常です。温かい湿った布で簡単に取り除けるはずです。目が赤くなることはありません。また、犬も目の不快感の兆候(目をこする、目が細くなる、まばたきをする、光に対してまぶしそうにする)を示すこともありません。犬が毎晩(または長い昼寝の後に)作り出す「睡眠による目やに」の量は、一定量で変わらないはずです。(もし犬の状態が悪化していることに気付いた場合は、来院ください。)

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目の周りの毛が茶色に変色



.赤褐色の涙の汚れ(涙やけ)

 白っぽい毛色の犬は、多くの場合、目がしらの下の毛に茶色の変色を起こします。「涙やけ」と言っています。これは涙にポルフィリンと呼ばれる色素が含まれているために発生します。ポルフィリンは、空気に長時間さらされると茶色に変わります。他の問題がない場合、この領域の茶毛た変化は生理的であり、単なる美容上の問題です。

犬の涙のしみを最小限に抑えるには、次の解決策を1つ以上試してください。①1日数回、洗浄液で湿らせた布で局所を拭きます。②犬の目の周りの毛を短く整えてください。③ホウ酸を含む点眼液でこまめに点眼と清拭をします。④栄養補助食品(サプリメント)を追加して、犬の食事への涙の染みを減らします。茶色く染まった毛が伸びてくるので、治療効果が明らかになるには数ヶ月かかる場合があります。

涙やけの量が増加してきたり、質的な変化があることに気づいた場合、または犬の目が赤く痛みを伴うようになった場合は、目の検査をする必要があります。ご来院ください。

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涙が多い。



.透明で水っぽい目やに(涙目)

 過剰な眼の散水(涙目)は、軽い病状のものから深刻なものまで、いろいろな状態に関係しています。涙のオーバーフローに相当する「目からあふれ出た涙」の原因はアレルギー、刺激物、目の中の異物(草、種子、砂、寄生虫など)、解剖学的異常(さかさまつげやまぶたがめくれて内側に入り込んでいることなど)、涙管の閉塞、角膜の傷、緑内障眼圧の上昇)が、一般的です。もう少し怖いものとしては、歯周炎から来る顔の骨の炎症、副鼻腔も含めた眼球付近の腫瘍なども原因になります。

 犬の涙が比較的軽度に増えているが、他のすべての点で目が正常に見え、犬が不快を感じていない場合は状況を監視するのが合理的です。あなたの犬は花粉やほこりでいっぱいの状況にさらされただけで、この場合涙の増加は問題を解決する(目の中に入った花粉などの異物を流れ出す)ために働いているだけかもしれません。

しかし、涙目が続く場合、または目が赤く、痛みを伴うとき(目をしょぼしょぼさせる、まぶしそうにする、こする、床で擦るなど)、またはサラサラの涙以外の目やにを出す場合は、病院にいらしてください。

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拭いても拭いても、ねばっとした目やにがついて取れない。



 .白灰色の粘液(ねばねばの目やに)

ドライアイ(乾性角結膜炎またはKCS)は、通常、犬の免疫系が涙を分泌する腺を攻撃して破壊するときに発症する状態です。涙液の生成が通常より少ないため、体はより多くの粘液を作って目を潤すことで補おうとします。しかし、粘液は涙のすべての機能を置き換えることはできないため、目は赤く痛みを伴い、角膜表面がでこぼこし、異常な角膜色素沈着(たいていは黒くなって目の中が見えにくくなります)を発症することがあります。治療せずに放置すると、乾燥性角膜炎は重度の不快感と失明を引き起こす可能性があります。

 犬の目の周りに白灰色の粘液が溜まっていることに気付いた場合は、なるべく早く病院にお越しください。シルマー涙液検査と呼ばれる簡単な検査を実行します。ほとんどの犬は、免疫抑制剤入りの目薬、人工涙液、他の薬物などの治療によく反応します。

治療がうまくいかない場合、唾液を運んでいる管を口から眼の表面に向け直す手術も検討できますが、これは眼科専門医のいる病院に予約する必要があります。

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黄色のめやに。



.黄色または緑色の目やに

 目やにが黄色または緑色のとき、特に目の赤みや不快感も明らかな場合は目の感染がある可能性が高いです。眼の感染症は、感染症に対する目の本来の防御機能が低下した状態になっているかもしれません。または別の状態(角膜創傷、ドライアイなど)の結果として発症している可能性もあります。感染性の目は、犬が全身性疾患にかかっているようなこと、例えば呼吸器系(ジステンパーはその最たるものです)、神経系(顔面神経の麻痺など)で、目以外の部分に問題があるサインになっていると考えてください。

目の感染症のように見える犬は、大至急来ていただく必要があります。

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 6.こんなときは急いで来て

なみだの色合いや出方が生理的な範囲のことかもしれないと思われても、目の変化に付随した犬の行動に次のような点が見られた場合は早めにいらしてください。

·         目をまぶしそうにショボショボさせて細める

·         まぶたやあかんべしたときに見える結膜に腫れや赤みがある

·         まぶたにおできが見られる

·         目をこすっている

·         目の色がいつもと違う

·         目の表面に銀色の付着物がある

·         目の中に斑点や浮遊物がある
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今日はアイメイトの日。

101日はめがねの日、そして1010日は目の愛護デーです。この10日間は目と眼鏡の週間になっています。愛犬・愛猫の目を大切に、少しでも異常を感じたら病院にいらしてください。

また今日はアイメイト(盲導犬)の日でもあります。盲導犬がお仕事をしているときは話しかけたり触ったりせず、心の中で「がんばって!」と応援していただけると彼らはお仕事に集中できます。よろしくお願いします。


テーマ : 動物病院
ジャンル : ペット

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